明水塾 是此田裕のブログ


九大在学中に友人と塾を開校。それから30数年、ずっと塾道を歩いてきました。今は故郷である北九州市八幡西区で生徒たちと歩いています。
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偏差値とは?

“偏差値とは”一体何なの?って話を、最近よく耳にするようになったので少しその話をしようと思う。
フクトや県一斉模試などの業者がコンピュータで処理して生徒一人一人の偏差値をはじき出す。教科ごとの偏差値と総合成績の偏差値の二本立て。テスト会社は、偏差値ごとに合格可能性をはじき出しているので、教師や親、生徒はそれをたよりに志望校を選ぶことになる。自分が行きたい高校があっても、偏差値が足らなければ、まず合格は不可能とあきらめ、コンピュータのお告げにしたがって、合格可能な「入れる高校」を選びがち。その意味では、偏差値は志望校選択に役立ち、安全である。中学浪人の憂き目は避けられる。ところが、コンピュータの指示通りに入ってみたものの、学校の雰囲気になじめずに悩む生徒も少なくない。偏差値とは“諸刃の剣”である。
学校教育の現場(中学校)からは10数年前から「偏差値」および「業者テスト」を追放するように文部科学省が通達した。そのため、学校現場では「偏差値」「業者テスト」はなくなった。八幡西区の中学校では科目ごとの順位や総得点の順位を一人一人につけて成績を返している。その意味では「偏差値」の方と変わらない気もするのだけど。
偏差値の算出法について説明する。
偏差値というのは、ある集団を何らかの単位で測定した結果、出た平均値からどれだけ離れているかの度合を示すものだ。つまり平均値からの「偏り」のことである。ただし、偏差値を出すにはたくさんのサンプル(標本)が必要である。集団の少ない偏差値は意味がない。偏差値をはじき出す計算法がある。
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標準偏差とは得点のバラつき度合いのことをいう。各生徒の得点と平均点との差の平方(2乗)の全員分の合計を出して、生徒数で割り、それの平方根(ルート)をとると標準偏差が出てくる。テスト会社が使っている「SK式偏差値簡易概算法」ではまず、テストの全受験者の得点の中から上位10%の位置にある生徒の得点(上限点)と、下位から10%の位置にある生徒の得点(下限点)をたして、その合計を2で割り“平均点”とする。標準偏差は、上限点と下限点の差に0.38をかけて出す。
A中学校とB中学校で同じテストを受けても、平均点が異なると、偏差値の数値も異なるので、各校の統一的なモノサシが必要になる。順位がよくても志願者の中ではどれ位かがわからないと合格の可能性はわからない。その意味で志願者全体の中で自分はどのあたりにいるのか、つまり合格の可能性があるかどうかをしるためには、フクトや県一斉模試のようなテストを受け偏差値を知る必要があると思われる。

大体の偏差値を知るには福岡県のように300点満点の場合、平均点で偏差値50、5教科の偏差値は得点5で偏差値が1変わり、各教科の偏差値は得点が1で偏差値が1変わる形だと覚えておけばよい。

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by meisuijuku | 2015-11-30 14:22
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